G-1342 ファミリーゲームズ

FM音源対応。 ビリヤード、ダーツ、ビンゴの3つのゲームが入ったマーク3用としては唯一のパーティー向けソフト。最大4人まで遊べます。
現在のマーク3ユーザーには受けない内容のためか中古市場でも格安で売られていますがもっと評価されても良いソフトだと思います。
まだプレイ経験がなければ、ぜひ一度遊んでみて下さい。制作はCOMPILE。


セガらしくない?大人の雰囲気が漂うタイトル画面。バニーガールはいかにもCOMPILEらしい。


ビリヤード、ダーツ、ビンゴを選びます。このゲームは全メッセージが英語です。子供向けとは言いがたいですね。


ビリヤードは4つのゲームが遊べます。プールバーで本物のビリヤードを遊んだ世代なら説明不要でしょうか。
練習用のベーシックゲーム、ナインボール(9を落とせば勝ち)、
エイトボールを10個の球で遊ぶファイブボール(そのまんまの名前ですね)、
数字が得点で1から順に当てていくローテーション。


当時流行っていたマルチウインドゥ?いろいろ細かく設定できるのは良い。


ベーシックゲームは、1〜10を好きな順にポケットに落としていき、決めた得点を獲得すれば勝ち。1個1点。
説明書には撞点(球をつく場所)の説明などビリヤードの遊ぶ上で必要十分な情報があります。
球のひねり撞きも再現されているなどなかなかに凝っていると言えるでしょう。


ナインボールはビリヤードで一番一般的でしょうか。その時の一番小さい数の球に当てて、9を落とせば勝ち。
コンピュータの強さをプロフェッショナルにすると、やたら長考する時があるのは困りもの。
またショット時の表示パターンはあまり用意されていないので、時々不自然な角度に球が飛んでいきます。


ファイブボールは、1−4のローと6−9のハイの2グループに分かれて自分のグループの球を好きな順に落とし最後に5を落とせば勝ち。
球が10個しか表示できないための苦肉のオリジナルルールという感じです。


ローテーションは小さい順に当てて、落とした球の数が得点になる以外はベーシックゲームと同じです。
なお1人プレイ中でCOMが打つ時、レバーを左右どちらかに入れつづけると撞点がずれてミスしやすくなります。おそらくバグでしょう。


ビリヤードのゲームオーバー時の画面。


ナインボールかエイトボールでプロに勝つと見れるエンディング。


ダーツはゲーム機のゲームとしてはかなり珍しいです。矢の重さも3段階から選べます。
301、501、ラウンドザクロック、ダブルダウンの4ゲームが遊べます。


301は、各自の301点の持ち点でスタートし、ダーツの当たった所の点数を引いていき0になれば勝ち。
マイナスになると持ち点そのままで次の人になります。
なお最初や最後はダブルリングに入れなければならないようにルール設定もできます。

ちなみに外側の細い輪の内側は2倍(ダブルリング)、内側は3倍(トリプルリング)です。


501はルールは301と同じで持ち点が501点からです。
的の中央は50点(ダブルブル)、その外側の輪は25点(シングルブル)なので20のトリプルブルが一番得点が高いです。

ダーツの投げ方は、まず投げる位置を決めて、投げる強さを決め、最後に角度を決めます。
タイミングに慣れれば、驚くほどピッタリと的に当たります。


ラウンドザクロックは、3本ずつ投げて1から順に当てていくゲームです。
慣れるとほとんど外さないので、最初に投げる1Pが圧倒的に有利です・・・


ダブルダウンは持ち点40からスタートで、指定の数のところに投げます。
当たればその得点を得ますが、3本投げて1本入らないと持ち点が半分(端数は切り上げ)
Dはダブル、Tはトリプル、Bはブル(中央)の意味です。


ダーツのゲームオーバー時の画面
全体的に渋いグラフィックです。


ダーツでプロに勝つと見れるエンディング。ビリヤードと同じグラフィックなのは容量不足?


ビンゴゲームは、パーティーなどのビンゴをギャンブルにアレンジしたもの。
全部で5個の数字をスロットで選び、右のスクリーンで3〜5個数字が並べば左の倍率だけ戻ってきます。
BET(賭金)は1ドルごとですが、左の倍率が何ドルごとに上がるかは決まっておらず運次第。


またBETするとランダムで中央の数字が最初から開いたり、
3つ又は4つのコーナーを開けるとボーナスが入ったり、
右スクリーンの数字をA〜Dの4ブロックに分けて各ブロックごとに回転させたりできます。

単調にならないように工夫はされていますが、なかなかビンゴだけで長く楽しむのは難しいです。


ビンゴのゲームオーバー時の画面。どうみてもトランプをしているように見えますが・・・
もともとはトランプゲームも収録予定だったのでしょうか。