グレートアイスホッケー(非売品)
ファンタシースターの発売を記念して実施された「ファンタシースターキャンペーン」でマスターシステム賞として1000名にのみプレゼントされたのが、このスポーツパッド&グレートアイスホッケー。
グレートシリーズの中でも完成度は高く、スポーツパッドの特性を活かした操作方法で、アイスホッケーの雰囲気がよく表現されている秀作と言えるでしょう。ただしCPUが弱すぎるので二人で遊ばないとすぐに飽きてしまうのが欠点。
1000名限定とはいえファンタシースターのパッケージのバーコードを葉書に貼って送らないと応募できなかったので案外当選率は高かったのではないでしょうか。今からこのソフトを入手するのは難しいでしょうが、ソフトの内容・スポーツパッド自体とも海外版と全く同一なのでそちらの方は入手が楽だと思われます。2人で対戦プレイするためにはスポーツパッドが2個必要なので、そういった意味でも海外版を探す必要性は高いですね。
なお、プレゼントキャンペーンにマーク3賞、マスターシステム賞と2種類ありキャンペーンの注釈にもあるように、このスポーツパッドはマーク3では使用できないので注意。海外でスポーツパッドが先行発売だったのもマーク3では使用不可能という技術的なハードルがあったためです。
Beep誌に掲載されたキャンペーン告知広告(画像クリックで詳細を表示) なお、広告中の写真にあるカートリッジは海外版のものです。
あまり知られていない徳間書店発行の攻略本「アタックマニュアルブック ファンタシースター&アフターバーナー」に
掲載されたSEGAからのお知らせ(画像クリックで詳細を表示)
説明書の「おことわり」では市販されていない旨の表記あり。パッケージ等のイラストは海外版と同一のもの。
タイトル画面。選手通過するとタイトルの文字が現れます。1986年製ということで海外では初期の作品です。
なお日本でプレゼントされたのは1988年。
ジュニア/シニアと試合時間を選択。ジュニアは弱すぎるので操作に慣れたらシニアで。
自チームはアメリカのみで、対戦相手は7カ国から選択。国歌が流れるのもお約束。
開始前に選手が散っていくシーンがあるなど、演出にも凝っている。
ボタンでパス&シュート、スポーツパッドで選手移動。
スポーツパッドサッカーと比べるとドリブルなどがないので、動きがスムーズで気持ちよく遊べます。
ゴールすると選手が一斉に戻っていく。フィールドが横3画面分で画面切替方式になっているのは改善を望みたいところ。
これが全体的に遊びにくくしている。
ゴールは簡単。普通にシュートするとブロックされることが多いが、まず上(下でも可)からゴールに近寄ってキーパーを引き寄せ、
すかさず下に回ってシュート(Lやレ字形に選手を操作する)すれば、簡単にゴールできどんどん得点できる。これでもう負けないはず。
リンク全てがプレイフィールドになっているのがアイスホッケーの特徴。ゴールの裏に行ってもプレイはそのまま続行。
ルール面で反則が無いのは簡略化で良いとしても、「アイシング」(サッカーのオフサイドに相当するルール)が無いのは
ゲームを極端に簡単にしてしまっています。これは改善を望みたい点。
第3ピリオドでゲーム終了。最後には両チームの選手がぶつかり合い、負けたチームの選手は転ぶというデモがある。